はじめに|「家を建てたら終わり」ではない現実
念願の夢のマイホーム!しかし、現実には「新築後にお金が尽きた」というケースが後を絶ちません。
熊本でも、住宅ローン返済が始まった瞬間に、家計がギリギリになるケースが多数見受けられます。
特に土地価格や建築費、付帯工事費が上昇している近年、資金計画が甘いと新生活のスタートと同時に“家計破綻寸前”という事態に陥ることも。
本記事では、熊本で注文住宅を手がけるハウスメーカー「エーエス・ライジング」の実績と経験をもとに、「なぜそんな事態になるのか」「どうすれば防げるのか」を詳しく解説します。
なぜ新築後に「お金が尽きた」と感じるのか?
家づくりに関わる“目に見えない”出費とは?
注文住宅の見積もりに含まれていない費用が多く存在します。家具・家電の買い替えや買い足しで平均50〜150万円、さらにカーテン・照明・エアコン、インターネット回線工事、テレビアンテナなど細かな費用が積み重なります。
また、外構工事(駐車場、フェンス、庭づくりなど)を後回しにした結果、一括払いとなって家計を圧迫するケースも多発しています。
諸費用・引っ越し費用の見落とし
建物本体以外にかかる「諸費用」は、土地の登記費用、火災保険・地震保険、住宅ローン契約時の事務手数料など多岐にわたります。合計で100万円〜150万円に達することも少なくありません。
引っ越し代、粗大ごみの処分費、新居でのWi-Fi設置や家電搬入なども見積もりに入っていないことが多く、実際に住み始めてから「こんなにお金が必要なの?」と驚くことになります。
生活コストの上昇
新築に住むことで光熱費が安くなると思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。広くなった間取りやエアコンの使用頻度が増すことで、むしろ高くなるケースも。
さらに固定資産税、町内会費、防犯グッズ設置費用、住宅のメンテナンス費などが新たに発生。子育て世帯であれば、保育料や教育費の負担も重なり、想定以上に家計を圧迫します。
熊本で特に注意すべき“お金の落とし穴”

土地価格と地盤に関する地域差
熊本市中央区や東区は人気エリアのため、土地単価が郊外と比べて1.5倍〜2倍以上になることも珍しくありません。また、地盤が弱いエリアでは地盤改良や造成工事が必要で、追加で100万円以上の費用が発生するケースも。
補助金制度への過信
熊本では地震の影響もあり、国・自治体の住宅取得支援制度が充実している印象を持たれがちですが、実際には「対象外だった」「予算が打ち切られていた」という事例も多いです。
エーエス・ライジングでは、制度の適用条件を早い段階から確認し、適切なスケジュールで申請サポートを行っています。
また、エーエス・ライジングは高性能住宅で全棟標準仕様のため、補助金・助成金の対象になります!
エーエス・ライジングで建てると助成金・補助金対象となる一覧はこちら
自然災害への備え=保険料アップ
熊本は地震や豪雨といった自然災害リスクが高いため、火災保険・地震保険の加入は必須です。ただし、その分保険料も全国平均より高くなる傾向があり、長期的に見ても大きな支出になります。
水害リスクの高いエリアも
白川や坪井川など河川の近くに土地を取得する場合、ハザードマップの確認は必須。水害リスクがある地域では、浸水対策工事や保険の上乗せ費用も考慮する必要があります。
新築で「お金が尽きた」と後悔しないための資金計画7ヶ条


総予算は「本体価格+30%」を基準にする
建物1800万円の見積もりでも、外構・諸費用・保険などで実際には2340万円ほど必要です。予算組みの際は「その他費用」を後回しにせず、先に見積もっておくことが重要です。
シミュレーションは「3パターン以上」作る
理想プラン、現実プラン、不測の事態プラン。それぞれで自己資金・借入金・生活費・貯金の動きを可視化し、冷静に判断できる材料にします。
エーエス・ライジングでは、建築計画と並行してお客様の資金状況に合わせた3パターンの資金シミュレーションをご提案しています。
月々返済だけでなく、年間支出全体で考える
月8万円の住宅ローンに加え、固定資産税・保険料・車の維持費などを加えると、実質10万円以上が毎月必要になることも。トータルで年間いくら出ていくかを把握することが大切です。
「後回し予算」を別にキープしておく
すぐに必要ない設備(太陽光、カーポート、ウッドデッキなど)は、あらかじめ「後回し予算」として別枠で用意しておくと安心。建築後に追加工事を行う際の一括支出に備えましょう。
家計簿アプリやExcelで“資金管理表”をつける
住宅取得から引き渡しまでの期間、支出は細かく記録しておくと予算調整がしやすくなります。
無料で使えるエクセル資金管理表もあるので、チェックしてみてください。
「頭金をすべて使わない」という考え方
自己資金を頭金にすべて充てると、引き渡し後の予備費がなくなり、生活が不安定になるリスクがあります。あえて一部は手元に残し、ローンと併用することでバランスを取る家庭も増えています。
専門家に必ず相談する
資金計画は、自分だけで判断せず、ハウスメーカーやファイナンシャルプランナーに相談を。エーエス・ライジングでは、住宅営業だけでなく、住宅ローンアドバイザーも在籍しており、専門的なアドバイスが可能です。

体験談で学ぶ「新築後、お金が足りなくなった家庭」の共通点
ケース①|30代共働き夫婦「想定以上の家具代で赤字」
SNSで見つけたおしゃれなインテリアに憧れ、家具や家電をすべて新調。想定よりも80万円以上オーバーし、引っ越し後すぐに貯金がゼロに。外構工事を後回しにせざるを得ず、砂利の駐車場のまま半年以上過ごすことに。
ケース②|40代子育て家庭「教育費と住宅費が重なった」
小学生と中学生の2人の子を育てながらの家づくり。新築と同時期に塾の月謝や進学費用がかさみ、住宅ローンとダブルで家計を圧迫。生活費を削らざるを得ない状況に。エーエス・ライジングに相談し、教育費込みの資金シミュレーションを組み直して改善へ。
ケース③|20代新婚夫婦「外構費が見積もりに入っていなかった」
はじめての家づくりで予算管理に不慣れだったこともあり、「建物価格=総予算」と思い込んでいた二人。実際には外構費が別契約となっており、引き渡し後に130万円の追加見積もりに驚愕。親からの援助でなんとか対応。
熊本での家づくりで想定すべき費用リスト
以下は、熊本で注文住宅を建てる際に必要となる主な費用項目とその目安です。
- 本体工事費:1,800万〜2,500万円
- 付帯工事費(外構・地盤改良など):100万〜300万円
- 諸費用(登記、ローン事務手数料など):100万〜150万円
- 火災・地震保険料(10年分):15万〜40万円
- 引っ越し・家具・家電:100万〜200万円
- 固定資産税(初年度):10万〜20万円程度
合計すると、建物価格の約130〜150%が実質的な「家づくり総費用」になります。
まとめ|「新築後の生活こそが、本当のスタート」
家を建てることはゴールではなく、そこから始まる新しい暮らしのスタートです。
そのためには、建物や土地の金額だけでなく、「暮らしを支えるお金」の準備が不可欠。余白のある資金計画こそが、安心と満足の家づくりにつながります。
住宅ローンの完済までには何十年もあります。ライフステージによって支出のバランスも変化し、子どもの教育費や医療費、老後資金などを同時に考える必要があります。だからこそ、「今が大丈夫」ではなく、「この先も安心できるか」を見通した計画が求められるのです。
また、家は住んでからメンテナンスが始まります。給湯器やエアコンの交換、屋根や外壁の塗装、シロアリ防除など、10年・15年・20年と節目ごとに費用が発生します。これらを想定に含めていなければ、急な出費に困ることになります。
その点、エーエス・ライジングでは、長期的な維持管理費用も含めた資金計画をサポート。建てる前に“その後の人生”まで視野に入れた住まいづくりをご提案しています。
家づくりは一生に一度の大きな買い物。建ててから後悔しないために、知識と経験のあるパートナー選びも成功の鍵を握ります。
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